IT用語: DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) とは
「IPアドレスの自動割り当て」を行うDHCPサーバーの仕組みと、障害時の切り分け方。
DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) とは
スマートフォンやPCがWi-Fi等のネットワークに繋がった瞬間に、「あなたが使うIPアドレスはこれですよ」 と自動的に割り当ててくれる仕組み(プロトコル)、またはその役割を持つサーバーのことです。
これがないと、社員がPCを立ち上げるたびに、手作業で「自分のIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバー」を1つずつ入力しなければならず、管理が崩壊してしまいます。
インフラエンジニアが知っておくべき仕組み
DHCPは「リース(貸し出し)」という概念で動いています。
- Discover (発見): PCがネットワーク全体に「IPアドレス貸してくれる人いますかー!」と叫ぶ(ブロードキャスト)。
- Offer (提供): DHCPサーバーが「192.168.1.10 を貸せますよ」と返事をする。
- Request (要求): PCが「じゃあそれ使わせてください」と申請する。
- Acknowledge (承認): DHCPサーバーが「OK、設定情報(IP、DNSなど)を送ります。貸出期間は○○時間です」と承認する(DORAプロセス)。
よくあるトラブル
「ネットワークに繋がらない」「IPが 169.254.x.x になっている」
PCのIPアドレスが 169.254.x.x (APIPA: リンクローカルアドレス) になっている場合、DHCPサーバーと通信できておらず、IPアドレスを借りられなかったことを意味します。ルーターの再起動や、DHCPサーバー(Windows Server等)のサービスが停止していないかを確認する必要があります。
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