IT用語: systemdとは|Linuxの初期化システムとサービス管理の仕組み
Linux起動プロセスの管理とデーモンのライフサイクルを制御するsystemdの仕組みとsystemctlコマンドを解説。
systemdとは
systemdは、Linux OSの初期化システム(init system)兼サービスマネージャーです。カーネルが起動した後、最初に実行されるプロセス(PID 1)として動作し、すべてのデーモン(バックグラウンドサービス)の起動・停止・監視・ログ管理を担います。現在はほぼすべての主要Linuxディストリビューション(RHEL・CentOS・Ubuntu・Debian等)で採用されています。
主要なsystemctlコマンド
# サービスの起動・停止・再起動
systemctl start nginx
systemctl stop nginx
systemctl restart nginx
systemctl reload nginx # 設定ファイルのみ再読み込み
# 自動起動の設定
systemctl enable nginx # OS起動時に自動起動
systemctl disable nginx # 自動起動を無効化
# 状態確認
systemctl status nginx
systemctl is-active nginx
systemctl is-enabled nginx
# ログ確認(journald)
journalctl -u nginx # nginxのログ全件
journalctl -u nginx -f # リアルタイム追跡
journalctl -u nginx --since "1 hour ago"
サービスユニットファイル
# /etc/systemd/system/myapp.service
[Unit]
Description=My Node.js Application
After=network.target
[Service]
Type=simple
User=www-data
WorkingDirectory=/var/www/myapp
ExecStart=/usr/bin/node server.js
Restart=on-failure
RestartSec=5s
Environment=NODE_ENV=production
[Install]
WantedBy=multi-user.target
journald
systemdに含まれる集中ログ管理システムです。バイナリ形式でログを保存し、journalctlコマンドでフィルタリング・検索が可能。ローテーション・永続化・転送の設定も柔軟に行えます。
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