インフラ 2026-04-09
IT用語: リバースプロキシとは|サーバー前段に置く中継役の仕組みと利点
クライアントとアプリサーバーの間に立つリバースプロキシの役割・フォワードプロキシとの違い・活用例を解説。
リバースプロキシとは
リバースプロキシは、クライアントとバックエンドサーバーの間に置かれ、クライアントからのリクエストを受け取り、適切なバックエンドサーバーに転送する中継サーバーです。クライアントからはリバースプロキシがサーバーそのものに見えるため、バックエンドの構成を隠蔽できます。
フォワードプロキシとの違い
| 比較軸 | フォワードプロキシ | リバースプロキシ |
|---|---|---|
| 代理する側 | クライアント側 | サーバー側 |
| 目的 | 匿名性・フィルタリング | 負荷分散・SSL終端・キャッシュ |
| 代表例 | 企業の出口プロキシ | Nginx・HAProxy・CloudFlare |
リバースプロキシの主な機能
- SSL終端(TLS Termination): Nginx/LBがHTTPS処理を担い、バックエンドはHTTPで通信(証明書管理の一元化)
- 負荷分散: 複数のバックエンドサーバーにリクエストを振り分け
- キャッシュ: 静的コンテンツや繰り返しレスポンスをキャッシュしてバックエンド負荷を削減
- レート制限: DoSアタック等を入口でブロック
- 圧縮: gzip圧縮を行い転送データ量を削減
- ヘッダー書き換え: X-Real-IPなど実クライアントIPをバックエンドに伝達
構成例
[ユーザー] ─HTTPS→ [Nginx: リバースプロキシ]
├─HTTP→ [Node.jsアプリ :3000]
├─HTTP→ [Node.jsアプリ :3001]
└─直接配信→ [静的ファイル /var/www/static] 関連する用語 (インフラ)
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