IT用語: NAT(ネットワークアドレス変換)とは
プライベートIPとグローバルIPを変換するNATの仕組みと、なぜ自宅LANで使われているのかを解説。
NAT(Network Address Translation)とは
NAT(ナット)は、プライベートIPアドレス(例: 192.168.1.10)とグローバルIPアドレス(インターネット上の住所)を相互に変換する技術です。自宅や会社のルーターが自動的に行っており、複数の機器が1つのグローバルIPでインターネットを共有できます。
なぜNATが必要なのか?
IPv4アドレスは世界で約43億個しかなく、すべての機器に個別のグローバルIPを割り当てることはできません。NATにより「家の中(LAN)ではプライベートIPで通信し、外に出るときだけグローバルIPに変換する」という仕組みで、アドレス枯渇問題を回避しています。
NATとNAPT(PAT)の違い
一般的に家庭用ルーターが行うのは**NAPT(IPマスカレード)**と呼ばれる拡張版で、IPアドレスだけでなくポート番号も変換します。これにより複数の端末が同じグローバルIPを使い分けることができます。クラウド環境(AWS VPCのNATゲートウェイ等)でも同様の仕組みが使われています。
関連する用語 (ネットワーク用語辞典)
全37件を見るIT用語: BGP(ボーダーゲートウェイプロトコル)とは|インターネットの経路制御
インターネットのバックボーンを支えるBGPの仕組みとAS(自律システム)の概念を解説。
IT用語: ARP(アドレス解決プロトコル)とは
IPアドレスからMACアドレスを調べるARPの仕組みとARPテーブルの役割を解説。
BGP(ボーダーゲートウェイプロトコル)
インターネット上の自律システム(AS)間でルーティング情報を交換するプロトコル。インターネットの経路制御の根幹を担い、「インターネットの接着剤」とも呼ばれる。
NAT(ネットワークアドレス変換)
プライベートIPアドレスとパブリックIPアドレスを相互に変換する技術。IPv4アドレスの枯渇を緩和し、宅内機器が1つのグローバルIPで同時にインターネットに接続できる。
HTTP/3(QUIC)
TCPの代わりにQUICプロトコル(UDPベース)を使う次世代Webプロトコル。Head-of-Line Blockingを解消し、モバイル環境やパケットロスが多い環境でHTTP/2より優れたパフォーマンスを発揮する。
IT用語: DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) とは
「IPアドレスの自動割り当て」を行うDHCPサーバーの仕組みと、障害時の切り分け方。