EC2 (Elastic Compute Cloud) とは?用途やメリットを分かりやすく解説
AWSの仮想サーバーサービス「EC2」について、初心者でも理解できるように基礎から実務でのユースケースまで徹底解説します。
EC2 (Elastic Compute Cloud)とは?
EC2(Elastic Compute Cloud)は、Amazon Web Services (AWS) が提供する仮想サーバー構築サービスです。物理的なサーバーを購入・維持することなく、必要なときに必要なだけのサーバースペック(CPU、メモリ、ストレージなど)をクラウド上で素早く準備することができます。
主な役割とメリット
EC2の最大の魅力は「柔軟性(Elastic)」と「コスト適正化」にあります。従来のオンプレミス(自社運用)環境では、サーバーの調達に数週間かかるのが普通でしたが、EC2を利用すれば数分でサーバーを立ち上げることが可能です。また、トラフィックの増減に合わせてサーバースペックを自由に変更(スケールアップ・ダウン)したり、台数を増減(スケールアウト・イン)させることができるため、無駄なコストを抑えられます。
どのような場面で使われるか
EC2は、Webアプリケーションの公開、社内システムの運用、バッチ処理、機械学習の計算リソースなど、あらゆるシステム基盤として最も頻繁に利用されます。
関連するAWSサービスとの組み合わせ例
実務ではEC2単体で使われることは少なく、他のAWSサービスと組み合わせて冗長性の高いアーキテクチャを構築します。
- EC2 + ALB (Application Load Balancer): アクセスを複数のEC2に分散させ、負荷を軽減します。
- EC2 + RDS (Relational Database Service): WebサーバーとしてのEC2と、データベース専用のRDSを組み合わせて3層アーキテクチャを構築します。
- EC2 + S3 (Simple Storage Service): 静的ファイル(画像など)を大容量ストレージのS3に逃がし、EC2の負荷とストレージ制限を回避します。
実務上の注意点
EC2は自由度が高い半面、OS以上のレイヤー(ミドルウェアのインストール、セキュリティパッチの適用など)は利用者が責任を持って管理する必要があります(責任共有モデル)。
よくあるエラーやトラブルシュート
- SSH接続ができない: セキュリティグループのインバウンドルールでポート22(SSH)が許可されていないか、キーペアの権限設定が間違っているケースが多発します。
- 容量不足によるサーバーダウン: デフォルトのEBS(ストレージ)容量を使い切ってしまい、システムが停止することがあります。CloudWatchでディスク使用率を監視することが重要です。
まとめ
EC2はAWSの中で最も基本となる仮想サーバーサービスです。インフラエンジニアを目指す方やAWSを学び始める方は、まずEC2の構築からスタートし、VPCやALBといった周辺サービスとの連携を理解していくのが王道です。
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